2011.3.14(月) 東北地方太平洋沖地震。M9.0。

信じられないくらい恐ろしいことが日本で起こってしまった。

2011年3月11日、NY午前7時。
『日本が大変なことになっている!』
朝、TVをつけてニュース見た夫が叫ぶので、慌てて前に来て目をやると、そこには目を疑うような光景が広がっていた。

『これは本当に日本で起きたことなの?日本の何処で起きたの?』
俄かには信じられない。
英語だと言うこと、字幕もJAPANとしか出ていないこともあり、暫く見ていて漸く仙台の映像ということが判る。
続いてお台場のフジテレビの後方が燃えている映像が映り、肝を潰した。

急いで両実家に電話するものの、どちらもまったく繋がらず。弟のところも同じ。
携帯ももちろん繋がらず、メールは出しても戻って来てしまう始末。
辛うじて一度私の実家にはつながり、父の、『もしもし?もしもし?もしもし?』
と言う声がきけたものの、こちらからの声は届いていなかった様子。
とりあえず父の無事は確認できたものの、その後はまったく通じなくなり焦った。
一つには、丁度その日が母がハワイからの帰国する日だったからだ。

架けても架けても通じない電話に業を煮やし、そうだ!、と思いついたのはドイツにいる弟夫婦のこと。
あちらはもう昼だから既に連絡はとっているはず、と思い連絡してみると、果たして既に義妹が母も含めて家族皆の無事を確認していてくれた。

よかった、と思ったが、夫の実家が未だ連絡つかない。
その後も私の方はまったく繋がらずヤキモキしたが、夫が義兄と会社経由で連絡をとり、
夫実家の無事も確認でき、ここでようやっと胸を撫で下ろすことができたのだった。

その後、日本の義妹が電話をかけてくれ、詳細状況を教えてくれた。
これは助かった。そこでようやっと知りたい情報が得られた、という感じだったからだ。
義兄、義姉は会社からの帰宅が相当困難だったこと。
弟は会社に泊ることになったようで、段ボールを敷いて寝たとのこと。
帰宅難民、が本当に起こりうるなんてと驚いた。

ホッとしたり驚いたり、というのは、無事だ、という確認ができたからこそ。
離れているとこう言う時は本当にもどかしく、連絡がつかない時は不安で胸が潰れそうだった。

そして自分の家族の無事が確認できて初めて他の人々、被災地の状況に思いが及んだのだった。
自分という人間の器の小ささも思い知らされた。


アメリカのテレビでも日本の様子をずっと流しているが、これが日本の映像とは信じられない光景が広がっていて恐ろしい。
自然を相手に成す術もなく、家や家族、そして自身の命までも失うという被害の大きさに言葉を失い、思わず涙がこぼれてしまう。
でも現実に起こってしまったことなのだ。
目を背けることは出来ない。

とにかく今の自分に出来ることをしようと思う。

祈ること。被災した人のため、心の折れてしまった人の為。
救助活動や原発に従事してくれている人達、不眠不休で事態の収束へ向け働いてくれている人達への感謝。
募金。
チャリティイベントの告知の手伝い。
ツイッター等のツールで、自分が知り得る情報を流すこと。
そして何より、毎日を明るく、元気に、笑顔で暮らすこと。

そうしたことが一日も早い復興に繋がると信じて。


NYで、今日もいつもと変わらない、平和な朝を迎えたことに限りなく感謝。
今もどこかで助けを求めている、そういった命がひとつでも多く救われることを心から祈り願ってやまない。
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# by yayanonn | 2011-03-15 14:42 | つぶやき日記

2011.1.4(火) 新年を寿ぎ

2011年も無事にNYの地で、夫婦健康で迎えることが出来ました。
まずは感謝です。

昨年末は夫と共にNYフィルのコンサート、"New Year's Eve: Alan Gilbert, Lang Lang, and Tchaikovsky" を聴きに行きました。
普段は地味な服に身を包んでいる演奏者も、この日は新年を前にかなり華やかな装い。
で、会場も何とはなしに浮足立っている雰囲気が溢れていました。

曲目は、The Nutcracker, Act II やPolonaise from Eugene Onegin 等、全てTchaikovsky。
しかも私の大好きなPiano Concerto No. 1 を、世界的なピアニスト、Lang Langが、優美に、且つ華麗なテクニックを駆使しての演奏を披露。
これには痺れました。もちろん会場は拍手喝采で総立ち。
アンコールでは、Auld Lang Syne、即ち『蛍の光』。
これを観客皆との合唱で締めくくられました(もちろん私達は日本語です)。
アメリカの年末の雰囲気を肌で感じられた、そんなコンサートでした。

余韻を楽しみつつ帰宅。
年越しは鴨南蛮饂飩で。夫はそばがあまり好きではないので、我が家ではいつも饂飩なのです。
そして新年を迎えたら、セントラルパークで上がる花火を観賞しながら、恒例の双方の実家へ年始の挨拶の電話。
今年は双方共に健康で新年が迎えられたようで、嬉しく且つホッとしました。

さて、我が家の元日は、勿論お節料理を食べることから始まります。
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今年は写真ブログでも書いていたように、少々前倒しで準備を開始しました。
作ったのは21品。それと蒲鉾、お刺身4種に、母が送ってくれた昆布巻と栗鹿の子を加えて計28品となりました。
重箱に詰める作業や盛り付けには、昨年の手帳に書いた記録やブログが大活躍。
しみじみ、記録することの意義を痛感した次第です。

また今年はあちこちに、『お節作り仲間』 がいてくれたので、より楽しんで作ることが出来たように思います。
ちょっと声をかけあったり、メールでちょろっとやり取りするだけでも嬉しいものなんだな、というのも新たに知りました。


さて、その品々をお披露目。昨年同様、料理の意味も記しておきます。
そして(新)、と記したのは今年の新作。

e0174244_11245794.jpg<一の重>
●海老のうま煮
 長寿祈願。私は海老嫌いですが、夫は大好き。
 なので毎年海老はこの2尾のみ。

●田作り
 豊作願い。これも母が送ってくれたゴマメに香り高い胡麻を
 たっぷり入れて作りました。

●胡瓜の中華風漬けもの
 意味はなし。箸休めに作っています。
 ピリ辛胡麻油の味は和風の中にあると新鮮。

●たたき牛蒡
 豊作願い。
 今年はちゃんと美味しい白すり胡麻をつかいました。
 
●蓮根の金平
 先見の明が持てるように。
 我が家では食感を楽しみたいので縦切り。
 見通すための穴付きはお煮しめの方で。

*仕切りにつかった緑、これはモミの枝葉。うらじろ、南天、熊笹、松などは今年も手に入りませんでした。


e0174244_11263231.jpg<二の重>
●伊達巻
 知識増量祈願。はんぺんを使って出汁たっぷりに。
 今年はちゃんと焼き色をつけました。

●紅白なます
 紅白水引を連想させるので目出度いことにつながる。
 刻みものの練習になる代表格ですね。

●スモークサーモンの奉書巻
 これも知識増量祈願。
 大根のかつらむきは昨年より上達しました♪

●鶏の松風焼
  雨や風に耐えて寿命が長くめでたい松の木に因んで。
 芥子の実は白胡麻で代用。

●金柑の甘露煮
 富や財宝に恵まれるようにの意。
 金柑=金冠と呼んでのことらしい。
 切り込みを入れ、縦に潰すとまさに”金冠”となり、
 且つ可愛らしい。



●黒豆
 まめに働き、まめ(健康)に暮らせるように。
 甘党の夫に合わせて夫の実家風に甘く煮ています。が、私の実家は父が辛党なので柚子や生姜をたっぷり入れて甘辛く、しかも固く煮るのです。
 型破りな黒豆なのですがこれが辛党にはたまりません。ああ、母の作った黒豆が食べたい・・・。
 そして今年は母が奮発して、丹波の黒豆を送ってくれました。その粒の大きさには吃驚!食べて美味しさに仰天!
 是非来年もお願いしたいです(笑)
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●松前漬
 「松前」の名前の通り、松前藩の郷土料理が発祥で、おせち料理には数の子も入れて子孫繁栄を願うのだとか。
 これも私の実家定番のスルメと昆布を母が送ってくれたので、人参と併せて醬油、味醂そして日本酒と共に漬けこみました。
 これは日本酒のアテに絶品。ご飯のお供にも珍品。
 更に日が経つにつれ、益々美味しくなっていくのも嬉しい限り。
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●竜眼巻き(新)
実は中華料理の前菜のひとつ、なのですが、おめでたい時の料理ということで今年初トライしてみました。
見た目が可愛いですよね。

●栗鹿の子
蜜漬栗に栗あんをからめた、栗尽くしのきんとん。母が送ってきてくれました。我が実家の定番。












e0174244_1140361.jpg●八幡巻(新)
牛蒡の産地、京都の八幡に因んでつけられた料理名。
人参と一緒にモザイク状に巻くと、切り分けた時が華やかで綺麗です。なので採り入れてみたのですが、これが思っていたより難しかった!
手順はそうでもないのですが、綺麗なモザイクを作るのは至難の業、ということが判明。

●パイナップル金団(新)
昨年、義妹が作ってくれたのが美味しかったとの評判を聞いたので作ってみたくなったもの。
が、義妹が作ったのはりんご金団。時差もあるので、作りたいその時に電話で聞くことも出来ず・・・。
(そう、要は私の事前準備が悪かった。)
ネットで検索したらベースはパイナップル金団だと出ていたので、まずはこちらからトライ。
クチナシも手に入れ、ちゃんと黄金色に作れました。
これなら金塊に見立て、『豊かな生活が送れるように』との意味が込められたでしょうか。
(義妹には正月明けにちゃんとした作り方を聞きました。)



e0174244_11494989.jpg●昆布巻
市販品を母が送ってくれました。
実はそんなに好きではないので、手間がかかる昆布巻きはここ2年スルー。
それでも、『よろこぶ』 はあった方がいいだろうという母心に感謝。

●蒲鉾
 NYでは蒲鉾が高い! 
 買出しに行くと1本$9~20もします・・・。
 昨年は紅蒲鉾1本で紅白兼用しましたが、
 今年は半量ずつ入った紅白蒲鉾を発見!
 値段も$10だったので迷わずこれに。
 もちろん鯛入りです(笑)








●鴨の和風ロースト(新)
クリスマスディナーの時に鴨の美味しさに目覚め、早速和風でも採り入れてみました。
そして勿論、名脇役のネギと共に。
焼いた時に出た油は別取りしておき、年越しの鴨南蛮饂飩に使用。これが絶品!
『これはいいカモ~』、とおやじギャクまで出る始末。
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e0174244_1142853.jpg●お煮しめ
 一緒に煮ることから”家族仲良く一緒に結ばれる”という意味があるのだとか。
母は丁寧に別々に煮ているのですが、如何せん食べ手が少ない我が家。
それは手間とばかりに一緒に煮ています。
昨年惨憺たる姿になった高野豆腐は今年は外しました。
なんせ夫が食べないので・・・。

 ・大根
 ・人参(飾り切りも上達しました)
 ・蓮根(穴付き♪)
 ・里芋
 ・椎茸
 ・牛蒡
 ・手綱蒟蒻
 ・鞘豌豆





*お煮しめを入れている鉢は山田平安堂の古代朱の中鉢。一昨年3月に下の弟の結婚式で引き出物として貰いました。
 身内贔屓発言になりますが、センスがよいな、と感心。和食器好きな我が家は愛用しています。




e0174244_11424678.jpg●数の子
 子孫繁栄祈願。
早めに作りたっぷりの出汁にじっくり漬け込んであります。

●平目の昆布〆
 昆布〆には"絆を締める"という意味があるとか。
 これも日本から送ってもらった美味しい昆布で。

●鯛
 もちろん『目出度い』にかけていれました。

●〆鯖
 これも"絆を締める"という意味があるから。
 ・・・というよりは、夫の好物なので。
 
●明太子
 子孫繁栄祈願の意味を込めた訳ではないのですが、
 魚卵はすべてその意味に繋がるようですね。

●いくら
 よってこれも子孫繁栄祈願。

●鮪
 本当は中トロか大トロにしたかったのですが、買物に行った先々で見つからず、今年は断念。 


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●牛脛肉の和風煮
 意味はないのですが、こういったこってりしたものも欲しくなるので必ず肉の煮込みを入れる我が家です。
昨年は豚の角煮でした。


















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●お屠蘇の代わりには菊水の辛口。(写真撮り忘れ)
父のお気に入りで、実家には常備されていたた為、
至極当然に私も好きになったお酒。
1本200ml。
酒好きの私ですが、後片付が控えているのと、日本酒はあまり飲まない夫と共に飲むには、程良いサイズ。
そしてこの酒器は萩焼。
お猪口は備前で求めた赤備前と青備前。
酒器の注ぎ具合も、お猪口の口当たりも、何もかもがお気に入りのセットなのです。








●お雑煮
 ・地鶏腿肉、人参(飾切りの切端)、大根、ほうれん草、蒲鉾、餅、柚子
餅は毎年母が送ってくれる美味しい切り餅。今年はオーブンで焼いた後、ブロイルしてちゃんと美味しそうな焦げ目をつけることに成功しました。
(当日は写真を撮り忘れたので、これは翌日撮影したもの。
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因みに昨年の様子はこちら。お煮しめで使用した新作の器以外の説明は、ここに記してあります。。



昨年大感激してくれた夫は、今年も嬉しそうな顔で手放しで絶賛し喜んでくれました。
そう、この表情が見たくて年末頑張って作るようなものです。

今年はデジカメ講座に通っていた甲斐もあり、写真撮影もサクサクと終わ・・・ったのですが、やっぱり写真を見返すとあらま、という点が多々ありまして。
物撮りの腕はまだまだ練習が必要だということも判明。
作り手と撮り手を兼ねるのは難しいものです。
(無論、夫も撮影してくれていますが、やっぱり自分で撮ってこそ、なので。)

何れにせよ、今年も、『明けましておめでとうございます』、の挨拶で酒を酌み交わしてのスタートが切れて幸先良し。
ご馳走を食べて機嫌良し。
良し良し尽くめで始まった2011年。
どんな時でもにっこり笑える。今年もそんな風に笑顔溢れる1年でありたいと願っています。
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# by yayanonn | 2011-01-05 12:29 | 我が家の食卓

2011.1.1(土) Happy New Year!!

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あけましておめでとうございます

日本に遅れること14時間。NYも年が明け、2011年を迎えました。
今年の年越しは家にて。2人で静かに迎えました。

我が家の年越しそしてお正月については、次回の記事でご報告しますね。

2011年が皆さまにとって素晴らしい年となります様、心からお祈りしています。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
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# by yayanonn | 2011-01-02 10:24 | ご挨拶

2010.12.31(金) 各国の年末の挨拶

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Season's Greetings and Best Wishes for the New Year!!
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# by yayanonn | 2010-12-31 10:19 | ご挨拶

2010.12.25(土) Merry Christmas!

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<Dyker Hights @Brooklyn>
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# by yayanonn | 2010-12-25 10:07 | ご挨拶